こんにちは。
元幼稚園教諭・元保育士でちーちゃん(小2)、よっちゃん(年長)、こーくん(1歳児)の3人の子育てをしているちょこママです。(ちょこパパもいます!)
子どもの習い事で高い人気があるピアノですが、家庭での練習が必要不可欠な習い事。
幼児さんが「毎日練習をする」ことはなかなか大変で「うちの子は全然練習しない‥」なんてお悩みのパパ・ママもいらっしゃるのではないでしょうか?
「家でピアノの練習をしない‥幼児さんにおすすめの方法」それは‥
- 「練習」ではなく「遊び」に変えて
- 「1日5分」から
ピアノに取り組むことです!
我が家はちーちゃん・よっちゃんの2人が年長さんからピアノの習い事をしています。
そして私は試行錯誤する中で子どもたちがピアノを楽しみながら取り組める方法を見つけました!
この方法で子どもたちはピアノを楽しみつつ、自ら練習するようになりました!
この記事を読んでいただくと「練習をしない(嫌がる)幼児さん」が「自ら練習をする」ようになる方法がわかります!
そして少しずつでもこれからご紹介する方法を続けていくことで練習しない(嫌がる)お子さんもきっと自ら練習するようになるでしょう!
元幼稚園教諭・元保育士としての知識を活かした幼児さんのための方法をご紹介します!
☆こちらの記事は幼児さんに向けた「ピアノを練習するようになる方法」になりますが、小学校低学年の子に向けた記事もあります。
声掛けの仕方などより具体的な内容が違ってきますので、気になった方は是非お読みください!
本題に入る前にちょっとしたお知らせです!
アイコンをリニューアルしました!
ちーちゃん・よっちゃん・こーくんのアイコンも加わりました!
さらに新しくなった僕たちをよろしくお願いします!
そもそもなぜ子どもは練習しないの?
なぜお子さんは練習をしない(嫌がっている)のでしょう?
まずはお子さんが練習をしない理由を一緒に考えてみましょう。
幼児の集中力は長く続かない
この記事を読んでくださっているパパ・ママはお子さんにどのくらい練習してほしいと思っていますか?
パパ・ママが練習してほしい時間は実はお子さんには長すぎて集中力が切れてしまっているのかもしれません。
幼児の集中力は「年齢×1分」もしくは「年齢+1分」とよく言われています。
「短い!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
私も初めて知った時そう思いました‥
でも子どもが本当に集中して取り組める時間はこのくらいなのです。
もちろん個人差があり、日頃から一つの遊びに集中して遊ぶような子はもっと長く集中できるでしょう。
しかしそうでない限り、子どもの集中できる時間は短く、例えば5歳の子の集中力は「5~6分」くらいなのです。
まずはお子さんがどのくらい集中して取り組めるのか理解してあげましょう!
曲が難しい
今取り組んでいる曲はお子さんにとって難易度が高いもの!となっている可能性はありませんか?
そしてその原因から「難しいからやる気が起きない」と練習から遠ざかってしまっているのかもしれません。
難しくて弾けない=楽しくない=やりたくない
となっているのはもったいないですよね。
曲選びはレッスンの先生がしている方がほとんどだと思いますが‥
どうしても「難しくて子どもが練習に向き合えない‥」場合は一度先生に相談するのも一つの方法だと思います。
よっちゃん(5歳児)はもちろん、ちーちゃん(小2)も今でも
曲が難しいよ汗
練習する曲が多い‥
という理由で練習を嫌がることがあります汗
先生への伝え方など具体的な対応方法は後ほどご紹介しますが、「練習する曲」が理由で練習嫌いになっていないか一度考えてみてください!
遊びたい
「生活=遊び」と言っていい程、子どもにとって遊びは重要です。
そんな子どもの頭の中は「遊びたいこと」「楽しいこと」でいっぱい!
難しい練習より遊びたいですよね。
ましてピアノの周りに遊びの誘惑があるとさらに集中力が欠ける原因に‥
もしお子さんが「練習よりも遊びたい!」という様子でしたら、練習環境や練習に誘うタイミング(遊びやテレビに夢中になる前など)を見直してみてください!
すでに疲れている
練習したい時間帯はお子さんにとってどのようなタイミングでしょうか?
「幼稚園(保育園)から帰ってきたばかり」「お腹が空いた」「眠たい」
もしこのような時間帯でしたら、「練習が嫌!」というより「疲れているから練習したくない‥」という理由かもしれません。
大人でも疲れている時に何かに取り組むのは嫌ですよね‥
当てはまる方は一日の中でどの時間帯がお子さんにベストなタイミングか振り返ってみてください!
子どもがピアノを練習するようになる方法
ではここからはどのようにしたら子どもがピアノを練習するようになるのか、その方法をご紹介します!
幼児さんに向けたピアノの取り組み方、実際に我が子たちが行ってきた方法など具体例を交えながらわかりやすくご説明しますね!
「練習」という言葉は一度封印!ピアノで遊ぼう!
練習を嫌がっているお子さんは「練習」という言葉自体にいいイメージが持てなくなってしまっている可能性があります。
そんな時は一度「練習」という言葉は封印しましょう!
では「練習」とは言わずどのようにピアノの「練習」を促せばよいのか‥
それは‥ピアノで「遊ぼう!」と変換して一緒にピアノで遊びましょう!
例えば、普段練習に使っている本格的なピアノ(アップライトピアノや電子ピアノなど)には触れず、おもちゃのピアノで遊んでみたり。
楽譜を絵本として一緒に読んでみたり。
(幼児さんの楽譜は音符の下に歌詞が書いてあったり、可愛らしい絵が描いてあったりするものも多いのではないでしょうか)
そして好きな曲を弾いたり楽譜を見たりしながら、たまにおもちゃのピアノでパパやママがさりげなく「練習曲」を弾いてみるのです。
「あれ?これ練習の曲だよ!」などとお子さんが興味を持ってくれたら大成功!
お子さんと一緒にパパ・ママも弾いて楽しんでみてください。
注意点は「練習」ではなく「遊び」ということ。
多少音を間違ったり指使いが違ったりしても今は気にしません。
練習を嫌がっているのなら「弾けるようになる!上手になる!」というよりも「無理なくピアノに触れる!楽しくピアノを弾く!」ことを意識して関わってみてください!
練習は「長い時間を週1回」よりも「短い時間を毎日」
ピアノの練習、いや遊び(練習という言葉は封印してました汗)はやはり毎日継続する方が上達に繋がりますし、何よりピアノの習慣化に繋がります。
「毎日ごはんを食べる」ことと同じように「毎日ピアノを弾く」ことが身に付けば、「練習」も嫌がらずに「することが当たり前」になりますよね。
そのため「30分」などと長い時間を週に1回だけするよりも「一日5分」を毎日した方が子どもにとってハードルが低く取り組みやすいものになります。
ましてそれがパパ・ママと一緒に「ピアノで遊ぶ」ことだったら楽しく続けられるのではないでしょうか?
取り組み始めはピアノの上達がわかりにくいかもしれません。
そんな時は「ご褒美シール」や「スタンプ」などでお子さんが頑張っていることを視覚的にわかりやすくしてあげるのがおすすめです。
よく「ご褒美シールを使っても効果がなかった‥」という言葉を聞きますが、使い方にちょっとした工夫を!
例えば一日5分でもピアノで遊んだら(練習したら)「ピアノ楽しかったね!」「上手に弾けたね!」などと褒めながらカレンダーにご褒美シールを貼ります。
その時に「明日もピアノを弾いてここにシールを貼ろうね!」「次(明日)は何の曲弾こっか?」などと次の日のピアノを約束します。
そしてシールが2枚3枚と増えていったらお子さんと一緒にシールを数えます。
「もうシールが3枚も貯まったね!」「見て!毎日シールがもらえてる!」などとお子さんの頑張りを一緒に確認して認めてあげましょう!
そうすることでお子さんは
私こんなに頑張れたんだ!
と自分の頑張りに気付き、次への意欲に繋げることができます!
毎日ちょっとずつピアノに触れることで自然と「遊び」から「練習」に変えられるように。
そして無理なく「練習の習慣化」に繋がるように意識しましょう!
具体的な「ピアノの練習を習慣化する方法」はこちらの記事で詳しくご紹介しています!
子どもと一緒に目標を立てる
何かに取り組む時はその先の目標(ゴール)があると取り組みやすいですよね。
それは子どもも同じです。
毎日ピアノを弾くことに慣れてきたら是非ピアノの練習に目標を持って取り組めるようにしてあげてください!
例えば
- ご褒美シールやスタンプを10個もらいたい!
- お休みの日にパパ(ママ)にピアノを披露する!
- (少し練習に慣れてきたら)課題曲の半分まで弾けるようになる!
- (さらに練習に慣れてきたら)週1回のレッスンを目標に!(レッスンではどのくらい弾けていたいのかなど)
最初は簡単に達成できそうな目標から始め、徐々にピアノの練習らしい目標を立てていきます。
ただその時に注意してほしいことが‥
それはお子さんと一緒にピアノの目標を立てることです。
ピアノを習っているのはお子さんです。
お子さんが主体的にピアノに取り組めるようにお子さんがピアノの目標を立てるようにしましょう。
でも幼児さんに目標と言ってもあまりピンとこないかもしれません。
そんな時はパパ・ママが
「○○ちゃんはシール何個欲しい?」「この曲を一人で弾けるようになったらすごいね!」
などと目標を立てるサポートをしてあげてください!
頑張り屋さんのパパ・ママはついつい
「(一週間後の)この日までにこの曲が弾けるように頑張ろう!」
などとパパ・ママが目標を決めたり、高い目標にしてしまったりすることも。
それではお子さんが受け身になってしまい、ピアノをやらされていると感じ、段々とピアノから離れていってしまうことに。
お子さんが目標に向かって楽しみながらピアノに取り組めるよう、是非お子さん自身が目標を決められるようにサポートしてあげてください!
小さな目標でもいいんです!「いつまでにどんなことができていたいか」などとお子さんと相談してみてください!
目標が達成できた時はたっくさん褒めてあげることをお忘れなく!
「曲が難しい」→「練習する範囲を狭めて」
お子さんが練習をしない理由として「曲が難しい」ということをお伝えしました。
その他に「練習する曲が多い」場合も練習から遠ざかってしまう理由の一つに。
そんな時は「練習する範囲を狭めて」少しずつ練習することをおすすめします!
学生の頃の勉強を思い出しても「内容が難しい」「範囲が広い」とやる気が起きなかったり終わりが見えなくて途方に暮れてしまったりしたことはありませんでしたか?
(勉強が苦手なちょこママは毎回こうなってました汗)
でも例えば膨大なテスト範囲の中から「今日は1ページだけでいいよ」と言われたら取り組みやすいですよね?
子どもも同じだと思います。
子どもの目線から見て「膨大な(難関な)課題曲」の中から「今日は2小節だけ練習しよう!」と言われたら取り組みやすいはず!
- 曲が難しい時は1日2小節程度から
- 曲数が多い時はできそうな曲ややりたい曲から
と練習する範囲を狭めてあげるとお子さんも無理なく練習できると思います。
ただそこで発生する問題が‥
それは練習する範囲や量が少ないため「次のレッスンまでに課題曲が弾けるようにならない(間に合わない)」
ということ‥
練習が習慣化されれば「レッスンまでに課題曲を弾けるように!」という目標を立てることができます。
しかし今は「練習しない子が練習をするように!」ということを目標にしています。
なのでここはレッスンの先生に
- 実は練習を嫌がっている
- 練習の仕方を見直している
- 毎日練習できるよう努力している
ことを伝え、今の状況を理解してもらいましょう。
普段からレッスンの先生とコミュニケーションをとっているとこのようなことも伝えやすくなります。
私も先生とのコミュニケーションは意識してとるようにしています。
大事なポイントは
- 先生には「全部はできなかったけど、練習(努力)したこと」を理解してもらう
- 子どもには「間に合わなかった」という現状を伝えつつ「でも練習(努力)した」ことを自分で認められるようにする
ことです。
例えとして「曲数が多くて課題曲全ては弾けなかったよっちゃん」に対して私がとった方法をご紹介します。
まずレッスンに行く前のよっちゃんに「全部はできなかったけどここまでできるようになったね!」「今日はここまで先生に発表しようね!」と話をしました。
そして先生に「ちょっと曲数が多かったみたいで‥」とよっちゃんのフォローをしつつ、よっちゃんに「ここまで練習したんだよね?」と話を振り‥
よっちゃんと一緒に「できるところまで練習した」ことを先生に伝えました。
そうすることでよっちゃんは「全部できなかったからだめだった」とは思わず。
「私はここまで頑張ったんだ!」と自分のことを認め、堂々と先生に練習の成果を披露することができていました。
「今の子どもの練習の様子(現状)」を先生に理解してもらうことで子どものペースに合わせて練習することができます。
そして子どものペースに合わせて練習することで「嫌がらずに練習する」ことに繋げられると思います。
ピアノ教室を変える
上記でお伝えしたようにピアノを習っているとレッスンの先生とのコミュニケーションは大切になってきます。
それはパパ・ママだけでなく習っているお子さん本人が一番大切です。
「練習を嫌がっている」お子さんの中にはそんな「レッスンの先生」や「レッスンの内容」が理由で練習嫌いになってしまうことも。
これまでにご紹介した方法では効果がなかった‥という時には「先生やレッスンの内容は自分の子に合っているだろうか?」と考えてみることも必要だと思います。
ピアノの習い事には個人レッスンと集団レッスンがあり、最近ではオンラインレッスンというのも増えてきています。
中には無料体験ができる教室もあるので「レッスンの内容が難しい‥」「先生と合わない‥」などと感じている時は一度試してみてはいかがでしょうか?
他の教室を体験することでその違いを実感でき、お子さんに合ったピアノ教室を見つけるきっかけになると思います!
まとめ:お子さんに合った練習方法でピアノを楽しめるように!
この記事では幼児さんが「家でピアノを練習しない理由」と「練習するようになる方法」をご紹介しました。
ピアノを練習しない理由
- 幼児の集中力は長く続かない
- 曲が難しい
- 遊びたい
- すでに疲れている
練習するようになる方法
- 「練習」という言葉は一度封印!ピアノで遊ぼう!
- 練習は「長い時間を週1回」よりも「短い時間を毎日」
- 子どもと一緒に目標を立てる
- 「曲が難しい」→「練習する範囲を狭めて」
- ピアノ教室を変える
何事も継続が大切です。
すぐには効果は現れないかもしれませんが、少しずつでも毎日お子さんとピアノに触れることで段々と「自らピアノを弾く」ようになっていくと思います。
そして我が子たちは毎日していた「ピアノの遊び」を「ピアノの練習」へと繋げることができました!
この記事が少しでもお役に立てていたら嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!