こんにちは。
元幼稚園教諭・元保育士でちーちゃん(小2)、よっちゃん(年長)、こーくん(1歳児)の3人の子育てをしているちょこママです。(ちょこパパもいます!)
ピアノの習い事は「家での毎日の練習が必要」と聞いたことはありませんか?
でもお子さんにピアノの習い事をさせようか悩んでいるパパ・ママからすると
- 子どもが毎日練習するなんてできそうにない‥
- 毎日子どもの練習に付き合うなんて大変そう‥
などと想像してしまいますよね?
またすでにお子さんがピアノの習い事をしているパパ・ママは
- 子どもに毎日練習させるのが大変‥
- 本当は進んで練習して欲しい!
こんなお悩みも持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
我が家はちーちゃん・よっちゃんの2人がピアノの習い事をしています。
そんな子どもたちの為に私は元幼稚園教諭・元保育士としての知識を活かし「ピアノの練習を習慣化する方法」を見つけました!
- 少しでもいいから毎日ピアノに触れる!
- 環境作りや子どもへの関わり方を大切に!
ということを意識して子どもたちのピアノに向き合うことで子どもたちは自ら毎日ピアノを練習するようになりました!
特別難しいことはありません。
この記事を読むことで「毎日練習する重要性」がわかり、お子さんが「練習を習慣化する方法」がきっと見つかります!
ピアノの練習は毎日必要なの?
この記事をご覧になっている方は「本当にピアノの練習は毎日必要なの?」と思われているのではないでしょうか?
結論からお伝えすると私は「ピアノの練習は毎日必要!」だと思っています。
その理由は
- 今まで2カ所のピアノ教室を経験しているが、どちらの教室でも「毎日練習した方がいい」と言われた
- 私は学生の頃約10年間吹奏楽などで音楽に携わってきたが、音楽の練習は「1日サボると取り戻すのに3日かかる」と言われるくらい継続が必要だった
- 実際に我が子たちを見ても1~2日練習しないと曲が弾けなくなり、練習が振り出しに戻ってしまうこともあった
その他、ピアノ教室の先生が「毎日少しずつでもいいから練習しましょう」などと言っている記事をよく見かけます。
このようなことを踏まえて私は「ピアノの練習は毎日する」ことが大切だと思っています。
毎日練習するメリット
では毎日練習することでどのようなことが得られるのでしょうか?
毎日練習することが上達への一番の近道!
「1週間に一日だけ1時間びっちり練習!」するよりも「一日10分でもいいから毎日練習!」する方が上達するスピードは速いと思います。
「練習」から次の「練習」までに時間(日にち)が空いてしまうと、次の練習始めは「前練習したことを思い出す」ことから始めなければいけません。
でも毎日練習していると、「昨日どんな練習をしたのか」を覚えているので翌日の練習は最初から「次の練習」に進むことができます。
このような理由だけでも「毎日練習する」方が練習の進むスピードが速いことがわかりますよね。
他にも「毎日練習」していると「毎日やってることだから」と子どもは自然と練習に向かうことができます。
しかし週に1回程度の練習だと「練習するのが面倒くさいな‥」と練習に向かうまで時間がかかってしまいます。
初めは「一日10分」程度でも「毎日練習」することがピアノの上達への近道です!
毎日練習できる子はピアノ以外でも努力できる子に!
とは言っても子どもが「毎日練習」することはなかなか大変なことですよね。
練習が「習慣化」されれば自然と練習できるようになってきます。
それでも学校や幼稚園・宿題や他の習い事など子どもも忙しかったり疲れていたりする中でさらに「ピアノの練習」をすることはやはり努力しないとできません。
そんな「毎日の練習」ができる子は自然と「努力ができる子」に成長しているはず!
誘惑がたくさんある家の中で「毎日練習できる」「毎日努力できる」子はそういった物事に対する姿勢が身に付き、勉強などの日常生活でも力を発揮できるようになると思います。
我が子たちを見ていても
- ちーちゃんは自ら漢検に挑戦することを決め、毎日漢字の勉強を始めたり
- よっちゃんは幼稚園のお遊戯会に向けて他の友達が遊んでいる中、自主的に練習していたり
とピアノ以外でも努力する姿が見られるようになってきました。
「毎日練習(努力)」することで得られるものに気付く、目標に向かって諦めないことの大切さが身につくことは素敵なことですよね!
ピアノの練習を習慣化する方法
「毎日続ける(継続する)」ことは正直大人でも大変ですよね。
でも日常の一部にできたら「毎日ごはんを食べる」ことと同じように「毎日ピアノを弾く」ことが当たり前の生活になっていきます。
ではどのようにすれば子どもでもそのような習慣を身に付けることができるのか、その方法についてお伝えします。
実際に我が子たちの練習で行ってきたことの中から特に効果があった方法を具体的にご紹介します!
子どもたちはこの方法で毎日主体的にピアノを練習するようになりました!
1、まずは環境作り!ピアノはリビングに!
私が最初に行ったことは子どもが気軽にピアノに触れられるような環境作りです。
(我が家のリビングはとても狭いのですが‥)我が家はリビングにピアノを置いています。
理由は
- 日常生活でリビングにいる時間が一番長いため→気軽にピアノが弾ける
- リビングには常に家族の誰かがいるので、安心してピアノが弾ける
- 私が家事をしながらでもピアノを聴いてあげられる
などです。
また「ピアノの上や周りには物を置かない」ということにも気を付けました!
子どもがやる気を出してピアノを弾こうと思ってもピアノの周りに物があるとそれらを片付けてからでなければ弾くことができません‥
せっかく子どもがやる気を出してもその前に「片付け」があるとやる気が失せたり、周りにある物が気になって遊び始めたりしてしまいます。
そもそも片付いていないピアノではやる気は起きにくいですよね‥
是非子どもがワンアクションでピアノが弾けるような環境作りを意識してみてください!
2、少しでもいいから毎日ピアノに触れる
練習の習慣化のためには少しでもいいから毎日ピアノに触れるということが大切です。
「毎日ピアノに触れる=ピアノの継続」となり、それが「練習の習慣化」へ繋がっていきます。
私はピアノを子どもたちの日常に取り入れたかったので、上記でもお伝えしたように我が家も最初は一日10分程度から始めました。
(当時ピアノのレッスンから出された課題の曲を1回ずつ弾いたらあっという間に10分が経っていました)
最初は「練習」というよりは「課題曲を弾いてみる」くらいが丁度良いと思います。
特に練習を嫌がっているお子さんは「ピアノで遊んでみよう」でも十分です!
練習時間はその子にあった時間にしてあげること大切。
私も子どもたちに合わせた練習時間にし、少しずつその時間を増やしていきました。
特に最初の頃は集中力が切れない(楽しんで弾いている)うちにやめるようにしていました。
子どもが「まだやりたい!」というくらいが大事!
この気持ちがピアノの主体的な取り組みに繋がり、毎日練習するという行動に繋がっていきます。
少しでもいいから毎日ピアノを弾く!ということを意識してお子さんと関わってみてください!
3、とにかく褒める!
これはピアノだけではなく、子どもとの関わりでは大切なことですよね!
私は「上手だね!」「できたね!」はもちろん、上手くできない時も「よくここまで頑張ったね!」と頑張りを認めて褒めるようにしています!
私がよく使う褒め言葉は
- (たとえ数小節しか弾けていなくても)「もうこんなに弾けるようになったの⁉」
- (これまで弾いてきた楽譜を振り返り)「たくさん練習してきたね」「たくさん弾けるようになったね」
- 「こんなに弾けて天才だね!」
- 「こんな難しい曲が弾けるなんてもう○年生のお姉さんみたい!」
などもう何でも褒めます!
お子さんが喜ぶ言葉をたくさん見つけて褒め褒め名人になりましょう!
特に我が子たちは「うちに(ピアノの)天才がいる⁉」と言うとととても喜びます!
4、練習する時間を子どもが決められるように
子どもが自ら練習をしようとするためには誰かに言われてするのではなく、「自分で練習する!」と決めて行う必要があります。
その為にも子どもが自分で練習時間を決められるようにしてあげてください。
ただ、「一日の中でいつでもいいよ。」としてしまうと
- 子どもにとっては範囲が広すぎて決められない
- 後回しにして結局練習せずに一日が終わってしまう
なんてことになりがちです。
そんなことにならないように我が家では
ピアノの練習が終わってからテレビ(YouTubeやゲーム)が使える
というルールを作りました。
元々我が家では夕食以降はYouTubeやゲームはできないというお約束になっています。
また平日は学校や幼稚園があるため、必然的に練習時間は限られてきます。
そうすると、私から「練習しなさい!」と言わなくても、子どもたちは自分で「今練習しよう!」などと決められようになりました!
親である私が少しだけ時間の管理を手伝うことで、子どもが自ら練習する時間を決められるように!
お子さんと練習時間を話し合ったり、一日の範囲を絞ってあげたりしてお子さんが自ら決められるようにサポートしてあげましょう!
5、慣れるまではパパ・ママも練習に付き合って!
毎日の練習に慣れるまでは是非パパ・ママも練習に付き合ってください!
理由はまだ毎日の練習の習慣がないお子さんはつい練習を忘れたり、時には練習から逃げたくなったりしてしまうからです。
「でも毎日子どもの練習に付き合うなんて大変‥」
と思われた方もいらっしゃると思いますが、上記でもお伝えしたように最初は10分からでいいんです!
お子さんの寝かしつけの時に毎日絵本の読み聞かせをしているパパ・ママも多いのではないでしょうか?
「子どもにピアノを教える!」ではなく毎日の読み聞かせのように「毎日子どものピアノを聴く」くらいの感覚でもいいと思います。
今は「ピアノが弾けるように!」ではなく、「毎日ピアノを弾く!」「ピアノの練習が習慣化できるように!」ということを目標にしています。
そのためにも毎日の練習になれるまではパパ・ママが付き合ってあげてください!
6、「子どもがやりたいから習い事をしている」ことを忘れないように!
ここまでピアノの練習を習慣化する方法をお伝えしてきましたが、そもそも習い事は子どもがやりたくて行うものですよね。
ですが長く続けていくと、「自ら練習する」というよりも「レッスンをさせられている」「練習しなければならない」と親や先生が強制して練習するものに変わってきてしまうことも。
これではピアノが楽しくなくなってしまい、自らピアノの練習をしようとは思わなくなってしまいます‥
実は我が家のちーちゃんにも「もうピアノを辞めたい‥」という時期がありました。
それはちーちゃんがピアノを始めて1年近く経った頃とピアノ教室を変更した頃の2回。
(曲が難しくなってきて)思うように弾けない‥
今までの先生とやり方が違う‥
という様子で、ちーちゃんは段々ピアノを弾こうとしなくなりました‥
そこで、私はちーちゃんと話し合いをしました。
ポイントは
- なぜピアノの習い事をしているのか
- 今後ピアノの習い事はどうしたいのか(続けたい、それとも辞めたい)
結果ちーちゃんからは「ピアノは好きだけど、(今の曲や新しいピアノ教室が)難しいからやりたくない」という答えが。
「ピアノは好き」「ピアノは続けたい」という気持ちがあり、正直ほっとした私。
(好きで始めたピアノが嫌いになっては可愛そう‥と思っていました)
「じゃあ、少しずつでいいからママと練習していこう!」と励まし、ピアノの習い事を継続することにしました。
習い事をしている子ども本人に「やりたい!」という気持ちがないと、何事も続きません‥
もし、「あまり練習したがらない‥」というお子さんがいたら、一度立ち止まって「習い事」について話し合ってみることが必要かもしれません。
そしてお子さんと「習い事を続ける意味」を共有してあげてください!
「いつもの練習時間は眠たくてやる気が起きない‥」「ピアノは好きだけど曲が嫌い!」など意外な理由が聞けるかもしれません。
7、パパ・ママもピアノに興味を持って!
最後にお伝えしたいこと、それは是非パパ・ママもお子さんのピアノに興味を持ってあげてください!
「ピアノを習っているのは子どもだから‥」とパパ・ママが興味を持ってくれないと出てきたやる気も段々と失ってしまいます。
例えパパ・ママがピアノを弾けなくてもお子さんはどんな曲を練習しているのかを知ろうとしたり、一緒にピアノで遊んでみたり。
パパ・ママもピアノに興味を持ってくれるだけで子どもは嬉しくなり、やる気に繋げることができます!
また、ママは真剣に子どものピアノに向き合っているのにパパは無関心なことも‥
そんな時はパパをお客さんにして、練習している曲で発表会ごっこをしましょう!
パパをピアノが見える特等席に招待して、ママが司会役をします。
「それではこれから第1回ちょこ家のピアノ発表会をします。」
「一曲目は○○です。この日のために一生懸命練習してきました。最後までお聴きください。」
などと幼稚園や小学校の発表会なんかを真似て司会をしてあげると、ぐっと雰囲気が出て盛り上がります!
「発表会ごっこ」にすることでパパにも聴いてもらいやすく、子どもも喜びますよね!
是非頑張っているお子さんのために家族みんなで応援しましょう!
(僕は弾けないのですが‥)「どんな曲を弾いているの?」と子どもたちに聞くだけで「教えてあげる!」と子どもピアノ教室が始まります笑
ちょっとしたことでも興味を持ってあげるだけでお子さんのやる気パワーはグッと上がってきます!
「そもそもうちの子は全く練習しない‥」とお悩みの方はこちらの記事で詳しく解説しているので合わせてお読みください!
幼児さんに向けた方法はこちらです!
小学生低学年の子に向けた方法はこちらです!
まとめ:継続は力なり!
ピアノの上達を望んでいるのなら「毎日ピアノを練習する=練習の習慣化」が必要になります。
毎日ピアノを練習するメリットは
- たまに練習するよりもピアノの上達が速い
- 毎日練習できる子はピアノ以外でも努力できる子になる
です。
また子どもが練習を習慣化する方法は
- 環境作り
- 少しでもいいから毎日ピアノに触れる
- とにかく褒める
- 練習する時間は子どもが決める
- 慣れるまではパパ・ママも練習に付き合う
- 「習い事をしている理由」を子どもと共有する
- パパ・ママもピアノに興味を持つ
です。
「練習を習慣化」するためには「練習の継続」が必要となるので効果が現れるまでには時間がかかるかもしれません。
お子さんが「自らやりたい!」と思える気持ちが大切!
- これからお子さんのピアノを始めようか考えている方はお家での練習をイメージするために「遊び」としてできることを
- 習っているけどお子さんが毎日練習しないとお悩みの方は取り組めそうなことから
是非お子さんと一緒にチャレンジしてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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